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【おいしいオススメ日本酒】磯自慢 特別純米雄町55 透き通った飲みやすさ

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磯自慢 特別純米 雄町55

税込3358円
ALC. 16~17%
酒米:赤磐雄町100%
酵母:伝統酵母、静岡酵母含む(イソアミル系)

 

 磯自慢という名前は、『磯自慢 中取り純米大吟醸35』は洞爺湖サミットの乾杯のお酒として採用されたことでご存知の方もいるかと思います。同じお酒はボトルもブルーでかっこいいのですが、高級品で720mLで1万円以上します。

 
 

 

磯自慢について

 磯自慢酒造は、静岡県焼津市にある天保元年(1830年)創業の老舗酒蔵です。静岡県は、富士山だけでなく南アルプスにも囲まれており、日本酒で大切とされる仕込み水に最適です。磯自慢のある焼津市には、南アルプス源泉とする大井川の清流からの名水の恵みがあります。

 一般的グレードの本醸造も含めてフルーティーな香りが特徴で、個人的には本醸造の中では最もおいしいのではないかと思う日本酒のうちの一つです。使用されている伝統酵母が、完熟バナナの甘い香り(酢酸イソアミル)生み出す特徴があります。

 今回は特別純米をご紹介します。

特別純米って?

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 日本酒のイメージとして、『吟醸』と名前についているものが高級でいいお酒というイメージがあるかもしれませんが、『特別』と名前がついているものは実は『吟醸』を名乗る資格があるお酒も含まれています。

 精米歩合というのはお米を蒸す前に削る度合いで、例えば吟醸であればお米の40%以上を削っていることになります。ざっくりいうと、削った分『雑味が減り』『甘い香りが増え』『値段が上がる』という感じです。

 獺祭35とか名前に精米歩合が書かれているものも多く、今回の磯自慢は雄町55と書かれているので精米歩合は55%です。

 

 

種類 原料 精米歩合
本醸造 米、米麹
醸造アルコール
70%以下
吟醸 60%以下
大吟醸 50%以下
特別本醸造 60%以下or特例
純米 米、米麹 70%以下
純米吟醸 60%以下
純米大吟醸 50%以下
特別純米 60%以下or特例

 

余談

好みというのもあると思いますが、昔ウルルン滞在記(海外ショートステイ番組)で中国の紹興酒が有名な田舎町に行った回で、日本酒をお土産に持って行ったエピソードを思い出します。紹興酒をみんな飲んでいるので、日本酒は味が薄いという若者だらけの中、一番の酒好きのおじさんが日本酒を飲んで感動していました。

 濃い酒が好きな人にとっても、上品なお酒も好きなんだなぁと。

 

味わい

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 韓国にお土産で持って行き、韓国人と一緒に飲みました。その人の最初の感想が「鳥肌が立った」でした。もちろん、多くの日本酒を飲んだ経験がある人ではないのですが、うれしい感想ですね。

 自分が飲んだ感想としては、味わいがあるのですが、主張しすぎる香りや雑味のない澄み切った印象です。吟醸と名付けていない理由がわかります。

 一般的に、雄町(酒米)のお酒の特徴は『味が太く、後味に独特の苦味残る』です。一方で獺祭などでも使用されているもっとも有名な『山田錦』はきれいな味わいと比較できます。

 この雄町を磯自慢の酵母と技術で醸造すると、荒いイメージがくつがえります。『本醸造でもフルーティで雑味のない味わいのお酒を造る磯自慢ならでは』だと思いました。 

『ひや』で飲むとベタですが『水のような』日本酒、『常温』で飲むとより味わいが増しますが、甘い感じではなくお米のうまみを感じるようになります。

 

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 普通のものより高めの値段設定なので買うのを迷いましたが、お土産だからと思い買ってよかったです。

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