お腹が弱い人/辛いものが苦手な人のための、韓国で辛くないものシリーズ第18弾。今回は、貝料理です。貝はチョゲ/조개、鍋はネンビ/ 냄비で貝鍋という意味のメニューでした。
日本にはあまりありませんが、韓国には焼貝・蒸し貝など貝専門のお店がたくさんあります。日本ではカキ屋はよくありますが、韓国ではいろいろな種類の貝が出てきます。今回は、街中では比較的珍しい貝鍋のお店に行ってきました。
鍋という意味でよく使用されるのはキムチチゲとかの『チゲ』という言葉ですが、なんとなくそれだと辛いスープを想像してしまいます。今回は唐辛子の入っていない優しい味の鍋料理です。
貝鍋(チョゲネンビ)
まず出てきたのはものすごく大きな鍋です。最後の写真の〆のカルグクス(平打ち麺)を茹でている写真のほうが分かりやすいかもしれませんが、とても大きな鍋です。
火にかけてタイマーがセットされて待っている間に、お通しみたいな感じで、イカゲソのフライと揚げ餃子が出てきました。鍋のフタの上に置かれているのはちょっとおもしろいですが、味は想像通りです。
鍋の中は・・・
15分ちょっとぐらい待って、貝が開いたら完成です!大量の貝が入っていますね。これで4人前です。
タイラギ(黒くて薄い大きな貝殻)、アワビ、赤貝、ホタテ、カキ、アサリなどいろいろな種類の貝が入っています。見えにくいですが、その他に韓国のおでん、シメジと白菜とネギが入っていました。
右下の黒い器はチーズです。かなりミルキーなチーズでおいしかったです。
食べ方
タレは、一番初めの写真に映っていますが、コチュジャンもしくはわさび醤油で食べます。
普通に自分で貝をひとつずつ取って食べてもいいのですが、少し大きめな貝はハサミでカットしてシェアして食べます。茹ですぎでもおいしくなくなってしまうので、カットした貝もそうでない貝も、タイラギの貝殻を舟のようにして乗せておきます(写真だと追加のタコの刺身が乗せられたので貝の身が見えないですね。)。
ちなみにタイラギは日本では平貝⇒タイラギですが、韓国では船の意味と聞きました(本当かどうか不明)。調べてみるとヒットしないので、詳しい方コメントお願いします。
〆のカルグクス
この写真を見ると、鍋の大きさが伝わるかと思います。うどん屋でうどんを茹でているかのような大きさですね。ご想像通り、貝がたっぷり入ったスープなのでとてもおいしいです。
カルグクス(칼국수)というのは、小麦粉と鶏卵で作られた平打ち手打ち麺のことです。別の記事でも記載した個人的な感想ですが、うどんのようなコシのイメージではなく、二郎系ラーメンを想像させるような粉が多めに感じられる食感(低加水)だと思います。
そのため、結構長時間ゆでます。ラーメンの感覚の3倍ぐらいかそれ以上で、10分以上茹でていいと思います(途中で味見をしてください)。
最後に
貝の入った鍋は日本でも食べれるので韓国感は少ないですが、コチュジャンソースで食べるのもおいしいです。優しい味でお腹を休めたいときにも重宝するかと思います。カルグクスは韓国らしい麺料理なので、おいしくカルグクスを食べるという目的で行くのもいいですね!
韓国でまずはコレ!という料理ではないですが、興味持っていただけた方はぜひ行ってみていただけたらと思います。。